自家消費型太陽光システムとは
太陽光発電システムで発電した電力を電力会社に売電するのではなく、
事務所、工場、倉庫など、自社の建物内で消費することを「自家消費型太陽光発電」といいます。
国の再生エネルギー固定価格買取制度(FIT)が縮小にむかう中、
電気代の高騰、BCPや環境対策など、企業の課題意識の高まりを背景に、
「電力の自家消費」への関心・ニーズが高まっています。
自家消費型太陽光発電のメリット
発電した電気を建物内で使用することで、電力会社から購入する電気が減少し、電気代の節約となります。また、物価高騰によりどこかでコストカットを切望する中、常にかかる電気料金は削減は近年ニーズが高まっています。 安定的な事業継続を目的とした企業には必要不可欠な設備と考えられています。
カーボンニュートラルの概念は、気候変動対策の一環として、企業や国家などが持続可能な経済活動を追求するために広まっています。また、国際的な取り組みとして、気候変動枠組条約(UNFCCC)やパリ協定などで、温室効果ガスの排出削減とカーボンニュートラルの目標が掲げられています。
日中の停電時であれば非常用電源として必要最低限の電力を供給することができます。 また、蓄電池を併用することで事業の持続性やリスクマネジメントを重視したBCP対策となり、災害発生時にも事業を遂行することが可能となります。
当社が選ばれる理由

設計・施工・保守・メンテナンスまでを一貫して行います!
自家消費発電設備の工事には、電力の需要と供給のバランス、施工の難しさ、費用と効果の見極め、法規制と契約の取り扱い、安全性と保証、電力会社との連携などのポイントがあります。
専門的な知識や経験を持った専門業者との相談や適切な手続きの実施を行うことが重要とされますが、当社では設計・施工・保守・メンテナンスまでを一貫して対応しております。
自家消費型太陽光発電設備を導入する際の重要なポイント
ポイント①: 電力の需要と供給のバランス
電力の需要と供給のバランス: 自家消費発電設備は、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを利用して電力を自家消費するものですが、発電量と消費量のバランスを調整することが重要です。
ポイント②:施工の難しさ
自家消費発電設備の施工には、専門的な知識や技術が必要です。太陽光発電の場合、屋根や地面にパネルを設置する必要があり、屋根の強度や方角・傾斜角の設定などを考慮する必要があります。
ポイント③:費用と効果の見極め
設備の購入費用や施工費用、運用・保守費用などのコストに対して、自家消費による電気代の削減や売電による収益などの効果を見積もり、投資回収期間や収益性を正確に評価する必要があります。また、税制や補助金などの制度変更による影響も考慮する必要があります。
ポイント④:法規制と契約の取り扱い
自家消費発電設備の導入には、電気事業法や電気設産法、建築基準法、地方自治体の条例などの法規制が関係してきます。これらの法規制に従って適切な手続きや許可を取得し、契約を適切に取り扱う必要があります。
ポイント⑤:安全性と保証
設備の品質や性能、耐久性、過電圧や過電流の保護などが確保されているかを確認し、適切な保証があるかを確認する必要があります。また、設備の運用やメンテナンスについても安全を考慮した運用計画を策定し、適切に管理・運用する必要があります。
ポイント⑥:電力会社との連携
家消費発電設備の導入に際しては、電力会社との連携も重要です。電力会社との売電価格や売電の受け入れ条件、電力の双方向計測や送電に関する手続きなどを確認し、適切に連携を図る必要があります。
お手続きから導入までの流れ

まずは電力使用状況からのエネルギー診断と
最適なプランニングを実施します
お客様の現在の状況をお調べするために、電気料金の明細や使用電力のデータをご提供いただいております。設備の稼働状況や季節、地域などに応じて使用状況を分析いたします。エネルギー診断の結果に基づいて最適なプランをご提案いたします。
【エネルギー診断や現地調査にご用意いただきたい資料】
・電気料金明細(1年分) ・使用電力30分値データ
・屋根平面図・設計図 ・キュービクル単線結線図 など
01 システム容量の算定
まず初めに、お客様のご使用電気状況から太陽光発電システムの最適な容量を算定します。

02 現地調査・設計
太陽光発電システムを設置する予定地の調査を行います。

03 ご提案・ご契約
設計したシステムのご提案・御見積の提示。
その後ご契約

04 事前作業の開始
自家消費型太陽光発電システムについては、電力供給する会社への申請も必要となるため電力会社との協議から進めていきます。

05 基礎工事
太陽光発電システムの土台となるスクリュー基礎の打設工事。
事前の地質調査を元に使用する部材を選定しています。

06 据付工事
基礎の上に架台・パネルを据え付けていきます。

07 電気工事
パネルの据付までが完了すると、発電した電気を実際の消費電力へ変えるインバーターまでの配線を行います。

08 お客様設備の改造1
インバーターから変圧器への接続、変圧器からお客様設備への接続を行います。

09 お客様設備の改造2
自家消費型太陽光発電システムは、お客様の負荷状況に合わせた運転制御が必要となるため、具体的な改造内容として継電器リレーを取付することも必要となります。

10 運用開始
太陽光発電システムから、電力供給がスタート!お客様の電気代削減のみならず、環境価値の向上や、BCP対策にも貢献します。